音楽療法の仕事を始めて２０年弱、たくさんの出会いとお別れがありました。
共に歌い踊り、音楽の中でひとつになる幸せな時を共にし、
次にお伺いした時には旅立たれることも、
また今度！が必ずあるなんて限らない、
ひと時ひと時が、いつも最後になりうる。
そんな想いで、いつも心いっぱいで歌い、響きあってきました。
たくさんの方の煌めく笑顔が見えます✨
人生の最期の時を幸せに過ごされた想い出は、旅立たれる時には祝福として、きっと必ず、その方の命に降り注いでいるはず。
たくさんの方の人生の最後の時をご一緒させていただいてきましたが、
三年前、母の最後を音楽と共に看取った時、こんなにも死とは美しく、祝福に満ちたものなのだと、改めて実感した経験から、多くの方の最後を音楽の共に祝福したい！と強く願うようになり、【訪問音楽セラピー🌸はなうた🌸】を始めました。
母との最後の様子を記したCD Bookは、
きょこちゃんとみっちゃん〜幸せな人生の終わり方
ご希望の方にお送りしますのでお気軽にお問い合わせくださいね。
Rさんとは、娘さんのご縁で月に一度お宅に訪問して、季節の歌やお好きな歌、若かりし時によく歌った想い出の歌などを、娘さんや時にはご近所の方と一緒に歌い笑い、楽しい時を過ごさせていただきました。
体調の変化がありながらも、いつも笑顔で迎えてくださり、娘さんのあつい想いと共に継続してセッションをさせていただき、
いよいよその時が近づく頃、最後のセッションをさせていただきました。
娘さん、お孫さんが集い、Rさんを中心に、みんなで歌い、奏でて、、
Rさんは心地良さそうに、満たされたような表情で音楽を全身で感じておられました。
音楽と共に、暖かな愛がみんなをすっぽりと包み込んでいました。。
お辛さのあったRさんですが、音色と共にすーっと楽になられて、意識もクリアになって、私にもしっかりと嬉しいお言葉をかけてくださいました。
ご家族にとっても、私にとっても、忘れられない時となりました。
Rさんにとっても、愛するご家族に見守られ、好きな歌を聴いた瞬間は、幸せな人生の最後の時となられたのではないでしょうか。
私たちの命は有限であり、誰しもが旅立つ時を迎えます。
生まれたこと、出会いや別れ、辛かったこと、泣いたこと、嬉しかったこと、笑いあったこと、たくさんの想い出をたずさえて、、、
そんな最後の時を祝福の音楽で、愛する人々でお送りする。
それは、私ができる大切な志事だと感じ
一人でも多くの方へ送り歌をお送りしたいと願っています。
病の床におられる方はもちろん、
お元気な方も、寂しさを感じている方も、
歌いたい！踊りたい！という方も、
お気軽にお問い合わせください。
全ての境界を越えて愛和する音楽は、生死の間をもやすやすととかして、わたしたちを暖かな愛で包み込んでくれるのです✨
全ての生命に与えられる恵みである音楽をあなたへ
Rさん、ご家族の皆様、とうとい愛のひと時を本当にありがとうございました🙏
以下、娘さまのご感想を掲載させていただきます。
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千代道子先生へ
最後の母の音楽セラピーを受けて
母の状態は「今後数日ないし１週間以内に亡くなられる可能性が高くなってきております」と主治医に説明を受け「食事が食べられない」「なんで死ねへんにゃろう」と本人が嘆き、対応が大変になってきていました。
本人の書道の数々を見せたり、父、母、家族のアルバムを一緒に見てうなづくこともありました。日に日に開眼が難しく、発語はあるがうなづきのみとなり、亡くなる三日前、音楽セラピーを受けました。
一年ほど前よりギターや三味線を弾いて頂き、季節の歌はもちろん大好きだった若かりし頃の歌も私たちに教えてくれ、一緒に歌うことができました。
病室で歌い、そしてギターやライアーの音色が奏でられ、頭から足先まで響き、母は気持ちよくなり、そのまま眠りにつくかという状態でした。家族と共に、みんなで歌を歌い、母も私たちも涙を流していました。
生と死の間いにる時、音楽を聞くことで癒され楽になっていく。生と死の間がなくなり、あの世へとつながってゆく、音楽の波動がそうさせることに私は大きな感動でした。
娘、息子と共に最期の母の音楽セラピーをしていただき、とても良かったです。
後悔はありません。感謝いたします。
✳︎その時の感動を、娘さんが絵と書に現してくださいました。
命の尊さに、響きあえた奇跡に
感謝合掌🙏
ミセラ
