昨年春より開講となった「音楽セラピスト養成講座」
それぞれが人生の様々な局面を生きる中、音楽セラピストの道を学ぼうと決意し、初めの一歩を踏み出されたことに、心からの敬意を送ります。
音楽療法は、直接的に、自らの心を、力を、愛を伝えることができる仕事、
そして瞬間的にその愛が喜びを生んで、人々の心身や空間のエネルギーを上昇させてくれる、
最高最善の仕事だと感じています。
もちろん、全ての仕事は他者のお役にたつツール。
それぞれが自分の特性や好きなことを使って、誰かの役に立つこと、それによって対価をいただき自分も潤ってゆくことですが、
音楽の力は、全ての人が受け取ることができるこの世界の恵みです。
例え、音楽セラピストとして仕事をしなくても、ご自身の仕事に取り入れたり、大切な家族のために使ったり、もちろん自分自身のためにも、
音楽の恩恵は限りなく、自他の違いを越えて響き広がり、、
もう素晴らしいことしかありません。
「基本コース」と「ゆっくりコース」をご用意していますが、それぞれの方の状況やペースに合わせてアレンジも可能ですので、お心が動かれる方はぜひ一度ご連絡くださいね。
詳しくは、こちら をご覧ください。
今回は、お母様の介護という大仕事と向き合う中、昨年6月より学びをスタートされたOさんの中間レポートをシェアさせていただきます。
【🏵️受講生Oさんの声】
「寄り添う力」「自分を大切にする。肯定する。」をテーマに自分自身の日常生活のあり方や音楽セラピーを学ぶ上において音楽の力を理解することができました。
寄り添うとは相手の話を否定せず聞くこと、言葉のニュアンスや表情にも思考や感情が表れるので本音を察知すること、又、スキンシップだけが共感力につながらない、自分にできることを試行錯誤しながら実習できました。
母の介護では心の安定のために昔、お互いにしていた「肩もみマッサージ」をしました。二人の穏やかな時間が心地よく、母は何も言わず受け入れてくれました。
実習では歌うことをとても楽しみにされている利用者が少し興奮気味のご様子を察知して選曲され、ギターの音色で寄り添われ、落ち着かれる。そして「起承転結」の実習の流れ、最後の「故郷」はこの音楽会の終わりを告げる。楽器で音楽を表現できることの素晴らしさも知ることができました。
これから先、年を重ねるにつれて、人の心をもっと感じ取れるようになりたいです。その反面、少し客観視してありのままを受け入れることの大切さをこの6ヶ月で学びました。そして、美しい音色を奏でられたら私も幸せに感じます。私自身小さな成功を重ね褒め労い毎日少しづつ自分を大切にする練習をこれからも続けてゆきたいです。
今、この時期に自分と向き合えるチャンスを頂けたこと、母の介護を通して音楽セラピーと出会えたことに感謝いたします。
他の受億生さんの声は、